「電気怪談」とは、江戸・明治時代の古典怪談を、電気楽器の演奏と共に語るというコンテンツです。
「耳なし芳一」「雪女」といった有名な怪談。
全国各地に伝わる伝説。
それらを物語からインスパイアされたオリジナル曲に乗せて語ります。情緒に溢れた、怪しく美しい古い物語の世界を現代に蘇らせます。
また、歴史の実話も取り上げています。
歴史上の偉人の知られざる実話や、逸話を取り上げています。
新選組局長近藤勇は斬首刑後、官軍によって刑場近くに埋められました。しかし遺族の方々が首の無い死体を密かに掘り出して、郷里まで運んで埋葬。子母澤寛「新選組始末記」に書かれた、甥の勇五郎氏の証言を元にした語り映像作品です。
7分くらいの動画です。
龍馬とともに凶刃に倒れた中岡慎太郎が、暗殺当夜の出来事を語るという作品です。中岡は暗殺の二日後に亡くなっており、その間に土佐藩士の方々に暗殺の状況を語っていました。
どちらの作品も、僕自身が当事者になりすまして語るという仕掛けになっています。「葬送近藤勇」では勇五郎氏として、「龍馬暗殺」では中岡慎太郎さんとして語ります。
幕末から明治にかけて最後の首斬り役人を務めた、山田朝右衛門を取り上げました。代々首斬り役人をしてきた山田家の八世が、首斬りの武芸や刑場でのしきたりなどを朝右衛門自身が語っています。(篠田鉱造「明治百話」から)
いずれの作品も語りテキストは資料の証言に忠実に、ドラマ的演出は極力抑えました。
現代の琵琶法師
電気怪談では、全てを一人でこなします。古文で書かれた怪談を、現代文の朗読テキストに書き起こし、曲を作り、演奏しながら語ります。かつて琵琶法師たちが、頭の中に刻み込んだ古えの物語をその場で弾きながら語ったように、電気怪談も同じスタイルで現代の琵琶法師を目指します。
怪談は、心の闇に光をあてる物語
古い怪談には、心のタブーを扱った物語が多くあります。そこには、現代に生きる人にも共感できるドラマがあります。生き辛いと言われるこの現代の日本に、そんな古典怪談こそが本当の心の癒しとなるのでは無いでしょうか。電気怪談は、人を安易に怖がらせるだけでは無い、繰り返し味わうことが出来る大人な怪談をお届けします。
音声版電気怪談
映像作品の他に、耳だけで聴く音声版もあります。ラジオドラマを聴くような感覚で、パソコンやスマホからどなたでも楽しむことができます。この下の画像をタップもしくはクリックすると、stand fmの番組にジャンプします↓
文章版電気怪談
語り用のテキストを、noteに掲載しています。ひとつひとつ、古文から現代文に訳した文章です。古典怪談の世界を分かりやすい文章でお楽しみください。(朗読音声は、デバイスによっては再生できない場合があります)この下の画像をタップもしくはクリックすると、noteのマガジンにジャンプします↓
実演ライブ
電気怪談は、以下の3パターンでの実演が可能です。BGM、演奏する曲はオリジナルです。
1・語りのみ
2・語り+サンプラー操作によるBGM付き
3・語り+電気楽器演奏
(ギター、シンセサイザーなど)
詳細は、お気軽にお問い合わせください。